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-秋の愉- |
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*道ばたに栗の実一つ でもその栗の木の上では未だアブラゼミが元気に鳴いている 夏か秋か判然としない九月の始まり (9月12日)
*風が吹く度に パタパタと どんぐり くり くるみの雨が降り注ぐ 九月の終わりの頃ー
白馬の静寂な空を切り裂く米軍が訓練飛行 白馬の豊かな自然を破壊し尽くす開発の地響 田園風景をぐるりと取り囲む物々しい電気柵
仕舞いは必要性が疑わしい電柱地中化工事に貴重な予算を掛けて道路はボコボコのままほったらかし おかげで折角白馬に訪れたお客様は
観光ルートの道路に揺られて船酔い状態でとても景色を楽しむ状況にない これが今の白馬の秋の風情でしょうか (9月28日)
*秋の白馬の里山散策 森のかおり 土のやわらかさ 木漏れ日のぬくもり 野鳥の歌声や秋虫の涼しげな音色 それを愉しめたのが かつてのこの村のすばらしさ
それが今は ー森を覗けば開不動産屋の立ち入り禁止看板がずらり 道の脇には在来種の花を撫で斬りして植えた園芸種の華やかな花の彩り
閑静なリゾート地に響き渡るのはジャンジャンと興醒めさせられる観光イベントの自己満足のおもてなしの爆音 それともドッカンドッカンと地響きを立てる開発の
ケチな小遣い稼ぎの貪欲な腹の虫のウハウハ声ばかり (10月08日)
*11月とは思えない穏やかな晩秋の日々 3年連続のラニーニャ現象とはいえ 地球温暖化の深刻化する中 果たして今年の冬の季節はどのくらい雪が降るだろうか
まさに神のみぞ知ることで誰にも分からない もし白馬に全く雪が降らなくなったら 生活用水や農業用水に苦心するのは深刻な現実 でも、毎年昨年のように雪がたくさん
降り続けて乱開発がこのまま進み 森がますます消えてなくなっていってしまうのなら いっそ雪なんて全然降らなくなってしまえばと思わないこともない (11月05日)
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秋の気配を感じて
森の草木は人よりもはるか敏感に
風の温もりやお日様の光の色
雨の雫の音の変化
それら一つ一つの秋のメッセージを
秋草が感じて花を咲かす |
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秋空に映える
森の生き物たちは季節の移ろいをよく知り
赤とんぼは秋の始まりを待ち侘びたように
秋の黄金色の田園を
嬉しそうに飛びまわる |
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彩りの輝き
一本の楓の木でも
その色づき方は決して一様ではない
日当たりや空気の流れ
葉の輝きは千変万化。 |
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季節の織り合い
湖畔を彩る森の紅葉
その向こうの真っ白い山の頂
秋と冬が織り混ざった
永遠にとどまる事の無い
ほんのひと時の情景 |
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秋の信濃路へ
信濃の国は南北約220kmに伸びる
多くの山谷に隔てられた稀な地形
種々異なった風土に沿った
個性あふれた地域文化 |
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季節の雲
空高く盛り上がった夏雲が
空一面に棚引く秋のうろこ雲へ
北風に吹かれてはかなく過ぎ去る
冬の浮雲へ衣替え |
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晩秋の華
秋の終わりを告げるかのように
空から舞い降りた綿雪の華
秋の枯れ草を白く彩り
しばし森は静かに眠る |
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暖炉の温かさ
薪ストーブの横に
ちょっと椅子を寄せて
ゆったりとした時間を
本を片手に過ごす |
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夏の愉 |
春の愉 |
冬の愉 |
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